平成30年5月26日(土)・27日(日)の2日間、本学天満学舎においてポストグラデュエートコース第1コースが開催されました。 本プログラムコースの講師は、大阪府吹田市で開業しておられる大阪大学大学院歯学研究科臨床教授の木ノ本喜史先生で、講義と実習を行う人気のハンズオンセミナーで、毎回申し込み開始直後には、定員が超えてしまう超人気コースで4度目の開催となりました。
1日目は、歯内療法の基本、髄腔開拡と根管拡大についての講義があり、その後、アクリルブロックを使用した基本動作の確認後、作図にて髄腔開拡の形を学び、抜去歯にて根管拡大の実習を行いました。
2日目は、午前中に感染根管の攻略法、根管洗浄、根充についての講義の後、抜去歯にて髄腔開拡、根管口明示、根管拡大、形成を各社のニッケルチタンファイルにて行い、そしてが、マイクロスコープによる確認を行いました。午後は、色々なコアーの除去法(ダブルドライバーテクニック・ダブルバイブレーション法)についての講義があり、午前の実習の続きと根充、超音波振動装置の使い方を実習しました。
2日間のコースで、髄腔開拡から根管拡大・形成・根充まで、とても充実した内容のコースでした。木ノ本先生は、ひとつの手技に固執するのではなく、受講された先生方1人ひとりに合った治療手技をマンツーマンで教えてくださいます。色々な歯内療法の機器を用いて施術する事により、安心・安全・迅速にという日常臨床で求められる歯内療法を実践するきっかけになったと思います。
本コースは24名の受講生が講習を修了しました。非常に満足度の高いコースと受講生の評価を頂き本学同窓会が主催するポストグラデュエートのバリュー感を再認識した2日間となりました。
(PGC委員 大35回 南 理代 記)