50周年総会、祝賀会を開催

去る平成27年10月31日(土)、大学卒後50周年の記念総会ならびに祝賀会がリーガロイヤルホテル大阪で開催されました。当日はご来賓として、同窓会会長生駒等先生、同専務理事の恩田信雄先生のご臨席を賜わり、最終的に102名ものクラスメイトが出席し盛大な大会となりました。今回の総会の終了をもって、従来から続けて参りました会則に基づく登美栄会を解散することが既に決まっていたことや、会費を無料とすること等の事柄もあってか、20周年以来の多数のクラスメイトの出席となりました。総会は曽我時雄君の司会のもと、中村正明君の開会の辞のあと、議長に後藤進君を選出。クラス代表の松田より50年を振り返ってのご協力への感謝の気持ちを込めた挨拶があり、報告に入りました。会務報告が金田順三君からあり、50年間で逝去せられた55名の仲間のご芳名を朗読後、ご冥福をお祈りし黙祷を捧げ、会計報告に入りました。牧宏君から今日までの2年間の会計報告があったあと、松田毅より今回の総会や祝賀会にかかる費用や、やむを得ずご欠席された仲間への解散記念品のお届け等の全ての残務処理のあと、役員会で承認を得て、会員の皆様方に最終的な決算をご報告申し上げたいということで会計報告は承認されました。そして岸井執君の閉会の辞をもって総会は終了し、続いて協議会に入りました。まず、協議会ではクラス代表および評議員の選出は、同窓会として必須であることの説明が松田よりなされ、今後、クラス会総会の開催はしないという前提で、新しく選出されたクラス代表に不測の事態が生じたときは評議員がクラス代表となり、次の評議員をお願いすることとし、評議員に不測の事態が生じたときは、クラス代表が新しい評議員をお願いするという前提で、クラス代表および評議員を選出していただきたいとの発言があり、これを了承したあと、新しくクラス代表に松田毅が、評議員に小室智君が選出されました。今後のクラス会をどのようにして行くかについて、色々な意見がありましたがこれらを踏まえたうえで、卒業時の原点に戻って考えていくということで終了しました。記念撮影のあと、光琳の間に会場をかえて祝賀会に移りました。

曽我君と女性アシスタントの名調子で開宴し、小室君の開宴の辞のあと、松田よりご来賓に対する謝意を含めた挨拶があり、ご来賓の生駒等会長よりご祝辞をいただき、恩田信雄専務のご発声で乾杯に移りました。料理はフランス料理のフルコースで舌鼓を打つ中、長年にわたり登美栄会の懇親会で、いつもテネシーファイブのリーダーとして会を盛り上げてくれていた永富研二君に感謝状と記念品が贈呈されました。その後、威勢のいい祝い餅つきが披露され、2時間半の祝賀会はあっという間に終宴を迎えました。松田のエールで校歌を力強く全員で斉唱し盛り上がったところで、中村正明君の心に染み入るような挨拶があり閉宴となりました。みんな50年を振り返り、心にジーンとくる熱いものを感じながら、また、いつか再会できればいいなあと心に念じながら散会しました。

青野紀昭君が総会直前にご逝去されました。
慎んでご冥福をお祈りし追悼文を捧げます。

(松田毅記)

青野紀昭君追悼文

あんなに一生懸命に体を鍛えていた君が急に逝ってしまうとは。90歳まで生きて年金の元を取り戻すとうそぶいていたのに。君が亡くなったとも知らずに、最後の全国登美栄会が終わったら、報告がてら新居浜へ出かけて飲み交わそうと買って置いた酒で献杯することになってしまった。初めて会ったとき「俺はなあ幼稚園のときからずっと一番で通してきた男や」と一発かまされた。入学式で「イチバン アオノノリアキ」と点呼されて「なっ! 間違いないやろう」と得意気に笑っていた顔が忘れられない。俺たちは、親父が専門3回卒で、一回り離れた姉がいる末っ子の長男、入ったのが剣道部という因縁めいた関係で、入学式で逢って以来、性格は真反対だったけれど妙に馬の合う仲だった。大石君や自称示現流の坂元君と違って剣道初体験の俺たちは、練習が始まると手には血豆、足の裏は皮が剥げて血だらけ、腕や脇はあざだらけになって、顔を合わす度にいつ止めようかと相談していた。結局、「お前より先には止めんわい」と意地を張り合ったお陰で卒業まで頑張れた。

君は、中学のときから親元を離れて大阪で暮らしていたためか、すこぶるヤンチャだったけど独特の自立した大人の雰囲気があった。下宿の部屋は、いつ行っても完璧に整理整頓されて塵一つ無く、洗濯物は折り目を付けて畳まれており、壁には自筆の水彩画が飾られていた。一見、刻苦勉励する学徒の部屋そのものだった。しかし抜群の男前だった君は、近所の居酒屋の常連となり、牧野村の可愛い娘達を片端から軟派していたのも事実だった。あれは50半ばも過ぎた頃かな、夜な夜な電話をかけてきて、愛読していたM・スピレーンやA・マクリーン達の描くハードボイルドな男の生き様について夜が白むまで、まるで若者のように語り合った。君のあの嘎れ声が懐かしい。そっちの様子は皆目分からないが、君のことだから極楽で天女と浮かれているのか、閣魔庁で鬼
共と酒を浴びているのか、それとも隻脚の剣士ここにありと天邪鬼を踏み敷いて大見得を切っているのか、いずれにしても、大いに楽しんでいることだろう。「元気か」と一言書き添えられた、あの酒落た賀状がもう来ないのは寂しい限りだ。すばらしい出会いと交情をありがとう さようなら

献杯に積もる想いの涙落ちぬ
青春の日に剣技競いし仲なれば

(矢尾和彦記)