開講報告

平成28年度ポストグラデュエートコース 特別コース(2回目)

基本から学ぶインプラント外科治療(ハンズオンセミナー)第2回

 特別コース第2回セミナー「基礎から学ぶインプラント外科治療  Part2 」が開催されました。 まず本学口腔インプラント学講座馬場俊輔先生より「インプラントシステムについて」と題して、インプラント治療を行う上で知っておかなければならない基礎知識や多様なインプラントシステム、また世界的なインプラントシステムの潮流についてご教授いただきました。 野阪泰弘先生より「CTの読影、サージカルステント、手術前の準備について」と題してCT読影から解剖学な診査診断が必須性、ステントを用いて植立する際のイメージトレーニングの重要性についてインプラントを挿入するためのクリニカルパスについご教授いただきました。 中島 康先生より「インプラント埋入手技 ポジション、ガイドサージェリーについて」と題して、インプラントの選択、術式、埋入位置の注意点等基本的な講義からガイデットドサージェリーの有用性について、またフラップレスサージェリーの症例選択バックアップインプラントの管理、インプラント早期喪失の原因をご教授いただきました。 吉竹賢祐先生より「インプラントの埋入と埋入デモ」と題して粘膜の厚さで埋入深度考える必要性、ボーンレベル、ティッシュレベルを考慮したインプラント埋入術式の講義、そしてインプラント埋入デモの後、受講生全員が講師の先生方の下、模型上でのインプラント埋入実習を行いました。 本日のポストグラデュエートコースに参加していただいた先生方には、患者様に満足していただける、そして安全なインプラント治療を日々の診療に活かしていただきたいと思います。

報告者:P.G.C. 委員 岡村 徹(大42回)