平成26年1月26日、2013年度ポストグラデュエートコース 6コース「支台歯形成の鉄人をめざして」が、大阪歯科大学歯科衛生士専門学校の実習室で開催された。
今回のコースは、本学歯科審美学室教授、歯科技工士学校・歯科衛生士学校校長の末瀬一彦先生、ポストグラデュエートコース委員長で有歯補綴咬合学講座非常勤講師の佐古好正先生、並びにポストグラデュエートコース副委員長の梅垣輝生先生に講師を担当していただいた。
まず末瀬先生が、支台歯形成の基本原則は、1) 明確でスムーズなマージンフィニッシュ 2) 修復物の維持、抵抗形態 3) 修復物の耐久性 4) 必要最小限・必要最大限の削除 5) 歯周組織の保護 6) 歯髄の保護(生活歯)であることを講義され、その後、日常臨床でよく行われる下顎大臼歯全部鋳造冠、上顎前歯オールセラミッククラウン、下顎小臼歯前装鋳造冠、上顎小臼歯4/5クラウン並びに上顎前歯のラミネートベニアの支台歯形成を、各講師の先生方の支台歯形成デモ後に、受講生が実際に歯牙模型を用いて形成を行う実習形式で行われた。
そしてすべての実習終了後、サーティフィケートの授与式をもって、午前午後にわたり行われた、参加者の熱気に包まれた講習会が終了した。限られた実習時間ではあったが、ベテランの先生からフレッシュな先生まで皆さん熱心に、そして集中して支台歯形成を行われていたのが印象的であった。
報告者:P.G.C.委員 畑下 芳史(大44回)
文 責:P.G.C.委員長 佐古 好正(大28回)