平成26年9月28日午前10:00より、大阪歯科大学天満橋学舎 創立100周年記念会館において、2014年度ポストグラデュエートコース 6コース「CAD/CAMシステムを用いた審美修復の現状と展望」が開催されました。
今回のコースは大阪歯科大学歯科審美学室教授・歯科技工士専門学校校長 末瀬一彦先生に講師を担当していただきました。
今回の講習会では、まず8020運動達成で満足するのではなく、義歯やインプラントなどを使用して歯列の連続性と安定した咬合確立を確保した8028を達成することで、生活の質の向上も含めた健康寿命の延伸が期待できるといった、健康寿命を延ばすための歯の重要性についてのお話があり、その後金属修復の問題点や、メタルボンドクラウンからオールセラミッククラウンへの変遷、補綴装置のトレーサビリティーのお話がありました。
午後からは、CAD/CAMテクノロジーの現状や実際にセレックシステムを用いた光学印象の実習、さらにCAD/CAM冠を成功させるための形成方法や接着システムの話など、大変盛り沢山のご講演をしていただきました。
小臼歯部の補綴治療に認められたことなどから、今後ますます増加するであろうCAD/CAM冠を、今回の講演をもとに我々の日常の診療にも取り入れていきたいと思いました。
報告者:P.G.C.委員 畑下 芳史(大44回)
文 責:P.G.C.委員長 佐古 好正(大28回)