令和8年2月8日(日)、大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)にて紫媛会学術講演会が開催され、大阪歯科大学41回卒業の植木ゆかり先生をお招きし、「歯科領域における咬筋ボツリヌス治療」と題し、ご講演いただきました。(現地54名、Web16名の先生にご参加いただきました。)
近年、ストレス社会を背景に、食いしばりや歯ぎしり、開口障害、顎関節症などの症状が増加しており、これらは患者の生活の質(QOL)に大きな影響を及ぼしています。今回の講演では、それらに対する非外科的な治療法の一つとして、咬筋ボツリヌス治療が有効であると教えていただきました。
これまでボツリヌス治療には美容的な印象を強く持っていましたが、海外では歯科領域(治療)においても広く応用されており、日本でもその有効性が認知されつつあります。植木先生のアメリカで研鑽を積まれたご経験や、帰国後の豊富な臨床実績に基づいたお話は、とても興味深く聞かせていただきました。
また、成功例だけでなく失敗例についても具体的にご提示いただき、本治療が決して容易なものではなく、適切な知識と技術が不可欠であることを改めて認識いたしました。同時に、術式を正しく行うことで高い有効性が期待できる治療であることも実感いたしました。具体的な薬の説明や、実習を交えた講演も大変わかりやすく、今後の臨床において治療の選択肢の一つとして活かしていきたいと思いました。
今回、貴重なご講演いただいた植木先生ならびにご参加いただいた先生方、どうもありがとうございました。特に今回は植木先生の同級生の先生にたくさん参加していただき、とてもいい雰囲気で過ごすことができました。心より感謝申し上げます。
(大46回 大川寿子 記)


