
6月16日早朝、工藤貴 也先生が亡くなったと連絡がありました。突然のことで頭が真っ白になったようでした。まさかという気持ちと共に、病院にお見舞いに行った時のことが思い出されました。病室には奥様もおられましたが入るなり、アベちゃん久しぶりやな~。元気にしてるんか?と反対に気を遣ってくれ、いつもの大きな声で病状とか経過、早く仕事に復帰したいこと、また昔話などで話し込んで、ついつい長居してしまいました。
彼と初めて会ってからちょうど50年になりま す。徳島に帰ってから同じような時期に吉野川を 挟んで開業し、お互い遅くまで診療していました。クーちゃん・アベちゃんのコンビで、疲れていたのに、誘い誘われよく飲みにもゴルフにも行ったものでした。
彼は色々な事に知識と経験豊富で、彼からはたくさんのことを学びました。彼は自分が正しいと思う事、言うべき事はきちんと発言と行動ができる人物でした。同窓会役員会でも先輩方の前でも、礼を尽くしつつもきちんと発言していました。徳島県歯科医師会の役員も拝命していました。県歯の理事会でも、また担当事業において、県歯科医師会と会員のため、多忙にもかかわらず、よく出務し活動・活躍していました。
長く苦しい病気の治療も、ご家族のため回復目指して頑張っていたと思います。告別式の最後の挨拶で長男さんが、彼の遺志を継ぐ事を力強く語ってくれました。
クーちゃん まだまだやりたい事、やるべき事あったと思いますが、安らかにお眠りください。
長い間ありがとうございました。友となれたこと感謝しています。心よりご冥福をお祈りいたします。
(阿部昭人 記)