コンテンツへスキップ

京都府支部

vol.214 京都府支部だより

大阪歯科大学歯学部京都府同窓会設立100周年記念大会

 令和8年4月25日(土)午後2時から、ウェスティン都ホテル京都「葵殿」にて大阪歯科大学歯学部京都府同窓会設立100周年記念大会式典が開催された。
 元準ミス京都でアナウンサーの倉森ひとみ氏による司会のもと、鈴木邦亮副会長(大37)による開式の辞より始まり、まずは杉江会長(大32)が式辞を述べられた。

 

杉江良啓会長 式辞(要旨)

 本日はご多忙の中、ご臨席を賜り感謝する。まずは遠方よりお越しくださった来賓の皆様、日頃より同窓会活動にご理解とご支援を賜っている会員の皆様に、改めて厚く御礼申しあげる。皆様の力添えがあり本日の記念式典を盛大に開催することができた。
 私ども大阪歯科大学歯学部京都府同窓会は、本年創立100周年という大きな節目を迎えることができた。この輝かしい歴史は、これまで同窓会を支えてこられた諸先輩方のご尽力と、会員の皆様の長年にわたる支援の積み重ねによって築かれてきたものであり、深く敬意と感謝を表する。
 本同窓会の前身として大正15年、京都府立医科大学歯科学教室に在籍していた母校卒業生を中心に、大阪の開業医の方々も加わり、 21名で「大阪歯科医学専門学校京都府交友会」が設立された。当時は、本部に支部組織の規約はなく、京都単独での活動となったが、昭和5年に本部交流会規約の改正と大阪支部設立が認められ、京都の卒業生約30名で京都支部が誕生した。以後、学術交流や親睦活動が本格的に行われるようになった。しかし、第2次世界大戦中には、多くの会員が出征し交友会活動が低迷した。終戦後、会員が各地から戻り活動は再開されたが、敗戦直後の混乱もあり再建には時間を要した。昭和22年には母校が大学昇格認定を受け校舎新築の募金活動が始まり、支部もこれに協力する形で活動が再始動した。会員名簿の発刊や初めての会員家族日帰り旅行の開催なども行われ、支部は着実に発展してきた。昭和29年には、市内郡部に分けて8支部を設けるなど支部組織の基礎が固まり、昭和43年同窓会京都府支部と改称し現在に至っている。
 この100年の歩みの中で、母校は多くの優れた歯科医師を世に送り出し、地域医療の発展と国民の健康増進に大きく寄与してきた。私は、20代目会長として、この歴史ある同窓会の舵取りの一端を担わせていただいている。先人の築いてこられた伝統と信頼をしっかり受け継ぎながら、次の100年に向けて、時代の変化に即した新たな価値を創造し、より強固な同窓の絆を育んでまいりたい。
 医療を取り巻く環境が大きく変化する現代において、歯科医療の役割はますます重要性を増している。このような時代だからこそ、同窓会のネットワークを活かし、世代や地域を超えた連携を深めることが、未来への大きな力になるものと確信している。本日の記念大会式典が、これまでの歴史を振り返るとともに、新たな100年の第一歩となることを心より願っている。

創立100周年記念大会 令和8年4月25日 於:ウェスティン都ホテル京都


 続いて来賓を代表し、大阪歯科大学 川添堯彬理事長・学長、本部同窓会 恩田信雄会長、京都府歯科医師会 安岡良介会長よりそれぞれ式辞が贈られた。

大阪歯科大学 川添堯彬理事長・学長 祝辞(要旨)

 この度、記念すべき京都府同窓会の100周年という一つの大きな節目が、ここ京都の地のウェスティン都という絶好の場所で行われること。同時に、大阪歯科大学歯学部同窓会の全国大会会員大会も併せて開かれる、このような時にお招きをいただいて光栄に思う。
 我が大阪歯科大学は、今年、創立以来115年の節目に当たる。3年前から大阪歯科大学は歯学部だけではなく、看護学部を開設し医療系の総合大学という方向に舵を取ったところ、伝統の大阪歯科大学の知名度が非常に効き、看護学部に近隣の医学部の看護学部と同等、あるいはそれ以上の受験生が集中した。またこれと時期を同じくして、大阪歯科大学の歯学部の入学志願者も爆発的に増えた。今までは、ほとんどが近畿地区からの志願で、一番多い時で700名ぐらいだった志願者が1500名に増えた。さらにその翌年は1600名、そして実に3年目の今年になると定員128名の歯学部に2422名もの志願者が殺到した。これは関東地方の多くの伝統ある大学の方、あるいは歯科大学の方を驚嘆させた。少子化の時代にあって、18歳人口がどんどん減っている時代に、どうして大阪歯科大学の歯学部ばかりに集中して受験するのかと。また、本学では昨年と今年の歯科医師国家試験の新卒受験者の合格率が100%となった。これは史上初めてである。国公私立を含めて本学だけが100%を取った。そして去年と今年と実に2連覇。 2連覇という言葉は適切かどうか分からないが、ナンバーワンを2年続けることができた。このことは様々なところに波及しており、全国的に見ても歯学部あるいは医療系学部の定員割れを起こしている大学が多い中で、本学は3学部 4学科ともに定員割れがなくなった。歯学部は実に8.9倍の競争倍率になった。そして今年の志願者の地理的な傾向は、従来、近畿からの志願者が約80%であったが全国から志願されるようになった。北海道からは27名の志願者、沖縄からの志願者も増加し関東・東北・四国・中国など各地域に志願者の裾野が広がり2422名もの志願者が集まった。こうした躍進の背景に、同窓生の社会での活躍が大学の信頼を押し上げていることがある、今後も同窓の力が我が母校の発展の立役者であり続けていただきたい。
 京都府同窓会の先生方の今後を祈念して、本日のお祝いの挨拶とさせていただく。


大阪歯科大学歯学部本部同窓会 恩田信雄会長 祝辞(要旨)

 本日ここに京都府支部同窓会設立100周年記念式典が、かくも盛大に開催されることに全国同窓会を代表し心よりお慶び申し上げる。
 大正15年、大阪歯科医学専門学校京都府校友会として発足以来、 100年の長きにわたり、歴史と伝統を大切に守り続けてこられた京都府支部の歩みに、深甚なる敬意を表す。今日の礎を築かれた多くの先人、諸先輩のご尽力に、改めて感謝と敬意を捧げる。この輝かしい歴史は、同窓の固い絆と脈々と受け継がれてきた大歯魂によって支えられてきた。
 その歩みの中で、歯科界に多大なる足跡を残し、我が国の歯科医療の発展に寄与された諸先生の存在を忘れることはできない。とりわけ、故村上 勝先生(専28)、長谷川博久先生(大9)、鈴木 寛先生(大8)、尾上 徹先生(大12)、藤井 征先生(大17)、岩田 明先生(大14)、故福田 滋先生(大16)、平塚靖規先生(大25)、そして、現在ご活躍の安岡良介会長(大30)に至るまで多くの先達が京都の歯科界を牽引されてきた。中でも、故村上先生は、日本歯科医師会副会長として我が国の歯科医療の中枢で重責を担われ、その後、大阪歯科大学の同窓会会長として大学並びに同窓会の発展に大きく寄与された。このことは大変意義深いことであり、ご功績は今なお語り継がれている。
 また、今から70年前、五条木屋町鴨川沿いの鶴清において、第1回全国会員大会が開催されたことは同窓会史における重要な1ページである。そして本日、再びこの京都の地において、第19回の全国会員大会が開催され、記念すべき100周年の節目と重なることは歴史的な意義があり、感慨深く大きな喜びを感じている。100年の歩みは、決して平坦なものではなかったと察するが、その都度困難を乗り越え、伝統と誇りを守り続けてこられた京都府支部同窓会の姿は、我々全国の同窓にとっても大きなものである。本日の100周年は、これまでの歩みを振り返るとともに、未来に向けた新たな出発点である。育んできた伝統と品格を礎に、大歯魂とともに次の100年に向けて更なる飛躍を遂げられることを心より祈念する。結びに京都府支部同窓会のますますのご隆盛と、本日ご参集の皆様方のご健勝、ご活躍を祈念して祝辞とさせていただく。

 

京都府歯科医師会 安岡良介会長 祝辞(要旨)

 大阪歯科大学歯学部京都府同窓会設立100周年記念大会の式典がこのように盛大に開催されることをお慶び申し上げる。
 先ほどからお話があるように、京都府同窓会は大正15年、21名の先人たちによって創られ、この1世紀の間歴史を積み重ねてこられた。百年の歩みは、先人たちのご尽力と同窓会の皆様方の親睦や結束力によってなされた技である。京都府の中において京都の歯科医療の発展、ひいては京都府民や市民の健康の保持増進に、また歯科医療の構築に多大なご尽力をいただいた。今日のこの礎を築いてくださった先人たちに敬意を表する。
 現在、この歯科医療を取り巻く環境は非常に厳しい。約7年前から言われはじめた医療DXしかり、先生方が悩まれているところであるが、こういった中で今度は物価の高騰、そして人件費の上昇と、拍車をかけて難しい時代に突入をしてきている。しかし、我々は国民のために、健康寿命の延伸、そして歯科医療の充実に努めなければならない。他方、我々は、必然的に経営の安定も考えなければならない。これらの実現のため、京都府歯科医師会は同窓会の先生方と力を合わせて、これからも京都における歯科界を守っていきたいと思っているので何とぞご支援、ご協力のほどお願い申し上げる。
 本当にこの100周年という節目は輝かしく、本日はこれを振り返ると同時に、これからの新たな未来の第一歩でもある。結びとして大阪歯科大学歯学部京都府同窓会の今後ますますの隆盛と、本日参集された皆様方のご健勝、ご多幸を祈念申し上げまして挨拶の言葉とさせていただく。

 

記念品贈呈

 京都府同窓会の発展に多大なるご尽力を賜った歴代京都府同窓会会長の先生方に感謝の意を込め記念品が贈呈された。歴代京都府同窓会会長を代表して、第18代京都府同窓会会長の下村謙一朗先生(大14)に杉江会長から記念品が授与された。
 最後に太田邦雄副会長(大33)から閉式の辞が述べられた。

 

太田邦雄副会長 閉式の辞

 本日は多忙の中、大阪歯科大学歯学部京都府同窓会設立100周年記念大会式典にご出席いただきお礼を申し上げる。100年という歳月は、決して一朝一夕に築かれたものではなく、幾多の時代を超え、先輩諸氏お一人お一人の思いとご尽力、そして会員の皆様の温かいご支援を積み重ねることによって、今日へと築かれてきた。その長い歩みの先に、こうして皆様と同じ時間を分かち合い、この節目の日を迎えられたことに、深い感慨とともに感謝を申し上げる。これまで紡がれてきた歴史を大切に、胸に刻みながら次の100年へ向けて、新たな歩みを力強く進めてまいりたい。今後とも変わらぬご指導、ご支援を賜るようお願い申し上げる。

 

 これをもって、京都府同窓会100周年記念大会式典は終了した。

(大48回 梅津俊聡 記)